GV-MC7/VZ / Windows Media Center専用 地上・BS・110度CSデジタル対応TVキャプチャBOXのレビュー

GV-MC7/VZ を買ってから二週間以上経って一通り試せたので、使用後レビューを書いておく。
GV-MC7/VZ | 地デジチューナー(パソコン・スマートフォン) | IODATA アイ・オー・データ機器

仕様など

  • Windows 7Windows Media Center 専用なので Home Premium/Professional/Ultimate Edition が必要。
  • 地デジ、BS、110度CS放送に対応。USB Box バスパワーでの電源供給(そのためアンテナへの電源供給は不可)。
  • F型コネクタが一つなのでアンテナ線が別々の場合は混合器が必要。
  • グラフィックボード NVIDIA Geforce 9300 以降、AMD RADEON HD 4350以上(RADEON HD 4850/4870/4890を除く)が必要
  • HDCP対応のディスプレイが必要
  • DigiOn-DiXiM Media Server 3 for Media Center TVが付属しておりDLNAプレイヤーで録画番組が視聴できる。
  • Corel DDR MOVEが付属しており、DVD/Blu-rayにダビング(10でなければムーブ)できる。

気をつけたいところ

  • BS・110度CS衛星放送の認識が難しい(後述)。
  • グラフィックボードがかなり新しくないとPCでの再生が厳しい。うちのRADEON HD 3450ではディスプレイはHDCP対応でも地デジ対応と箱には書いてあったのに無理だった。
  • アンテナ電源供給なくても問題ないか、特に一戸建ての家は事前に確認しておきたい。最近のテレビチューナーなどは省電力化などのために常時供給ができない場合がある。
  • Windows Home Server に Media Center コネクトをして番組を Home Server 移すと DiXiM からの配信ができなくなる。
  • Corel DDR MOVE での DVD/Blu-ray へのダビングは番組単位でファイナライズされてしまうし、CMカットも一切できない。

テレビ信号の検出

これがシビアというかなかなかむずい。単純に地上波デジタルとBS・110度CS衛星線を混合器経由で繋いだだけでは、衛星放送は検出されなかった。
自分が試してできた手順を書いておく。

  1. 一旦、データ放送の設定をリセットする。
  2. BS・110度CSアンテナの線を直接、GV-MC7/VZに繋いでテレビ信号の検出を行う。
  3. 地上波デジタルとBS・110度CSアンテナの線を混合器に繋ぎ、そこからGV-MC7/VZに接続して再度、テレビ信号の検出を行う。

Extra → TVチューナー設定 → アンテナ受信による信号確認では衛星の信号は 2. では検出できたが、3. では取れなくなってしまった。しかし、実際の放送は見られるので気にしないことにする。

その他

  • 録画中にPC負荷が高いと、音飛びして録画されていたようだ。映像よりも音声側に問題が出てくる模様。
  • DLNAプレイヤーによる録画番組の配信再生しか使わないのであれば、グラフィックボードを気にする必要はなさそう。
    自分の環境では見るときは、ブラビアで見ているのでPC側で再生できなくても気にならない。
  • 最終的にBDにして保存しておきたいとすると編集ができないなど制約が多過ぎるので辛い。

今後試したい・期待したいこと

  • スリープから復帰後の録画。
  • 付属ソフトのバージョンアップによる機能追加。