Windows Home Server(Aspire easyStore H340)+USB オーディオとiPod touchでPCレス音楽再生

BRAVIA での DLNA と Windows Home Server (Aspire easyStore H340) と Windows 7 - tilfin's noteで書いたとおりブラビアDLNAクライアントとしてPCレスでメディア再生できることがわかった。でも、音楽聴くのにテレビ付けるのもどうなのか?ということで今あるUSB接続可能なシアターシステムとWindows Home Server(Acer Aspire easyStore H340)だけでなんとか音楽再生したいと考えた。

Acer Aspire easyStore H340はモニターが付けられないため、タッチディスプレイを付けるようなことはできなそう。iPod touch (iPhone) を持っているので、これをリモコン化すれば良いと思った。iTunesを使ってリモート再生すればできそうだ。

先にやったことを列挙しておく。

iPod touch (iPhone) に「Remote」をインストール

AppleはリモートでPCのiTunesをコントロール「Remote」というアプリをApp Storeで公開している。まずはこれをiPod touch (iPhone) にインストールしておく。

Windows Home ServeriTunes をインストール

ここで結構はまった。まず iTunesWindows Home Server をサポートしていないのでOS確認をスキップさせる必要がある。
kaishiのblog: Windows Home Serverにitunes 8.1.1をインストール はこちらを参考にさせていただいた。

物理的にはコンソールが存在しない Acer Aspire easyStore H340 なので、別PCのコマンドラインから

mstsc /admin /v easyStoreのホスト名

として、コンソールセッションでログインする。(XP では /admin は /console となる)
※コンソールセッションにしないと、USBオーディオにアクセスできない。

インストールの最後で、iPodService.exe が開始できないといわれるので、この状態で C:\Program Files\iTunes のフォルダ名を一時的に変えておいて、インストールをキャンセルしその後もとに戻すという荒業で対応した。スタートメニューには登録されないので、手動で C:\Program Files\iTunes\iTunes.exe をスタート アップにショートカット登録しておく。

Windows Home Server をオートログイン可する

iTunes をサービスではないので、実行するためにはコンソールを立ち上げておく必要がある。電源を入れてから毎回別のPCからログオンするのは面倒だしそれではPCレスの意味がないので、オートログイン設定をしておく。
Autologon をダウンロードする。Autologon.zip を展開して、Autologon.exeを実行するとパスワード入力して設定する。
自分はとりあえず、ユーザーを Administrator にしてしまったが、セキュリティ上 iTunes 再生用のユーザーを別途作っておいたほうが良いのかもしれない。

iTunesの設定

iTunesが対象とするフォルダを追加する。WHSの作法として共有ファイルをローカルからアクセスするのはよろしくないので、「\\ホスト名\音楽」のように共有越しに見るようにしておいた方が良いだろう。
さらに iPod touchの Remote を起動するとiTunesのデバイスに表示されるので、選択し表示されたアクセスキーを iPod 側に入力する。

以上で完了です。USB オーディオではなく、AirMac Express を使っている人も同様にできると思います。
ちなみに easyStore の電源が切れていても、Remote からアクセスするときに WOL (Wake up On LAN)で起動してくれました。

Aspire easyStore H340 ホームサーバー ブラック

Aspire easyStore H340 ホームサーバー ブラック

Apple iPod touch 第2世代 late 2009 8GB MC086J/A

Apple iPod touch 第2世代 late 2009 8GB MC086J/A